投資格言「人の行く裏に道あり花の山」の考え方

  • 2019年1月19日
  • 2021年6月16日
  • 雑記

私が好きな投資格言に「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があります。投資を行うには、誰もが見向きもしておらず、将来的に大きなチャンスが期待できる銘柄を先手で投資することで大きな利益が期待できるというものです。

人と同じことをしていては大きな利益は得られない

私は長年株式相場と向き合ってきましたが、株価は単純に人の心理状況を表しているものであると言えます。株を買いたい人が多ければ株価は上昇しますし、逆に、売りたいと思う人が多ければ株価は下落します。

そのため、株価が上昇すると、自分もそれに乗り遅れまいと株を購入する、逆に下がり続ければ、損失を増やしたくないと考え、流れに乗って売ってしまうという行動を撮ってしまいます。

これは、日常生活でも同じですが、人間は1人で活動していることは少ないため、何かしら人と同じ行動をしてしまいがちです。特に、日本では集団主義が根強いため、みんながこうしているからこのような行動や振る舞いをしなければならないという風潮があります。

ただし、投資でも日常生活でも同様ですが、大きな利益を求めるにはみんなと同じことでは、それだけの利益しか得られず大きな利益を確保するのは難しいと言えます。

みんなが売るときに、自分は買いに行く勇気が必要

株式相場というのは、一定方向に永遠に推移するものではなく、必ずどこかで反転します。上昇相場が続いていると思えば、何かしらのきっかけで株価が反転します。逆に、下落が続いていると思えば、どこかで反転し上昇相場になるものです。

株価は投資家心理そのものを表しているとも言えますが、下落相場は投資家が先行きを懸念し心理状況が悪化していることを表しています。株価が下落している場合、その心理に流さて、同じように売却するのではなく、逆に買いに行く勇気が必要であるということです。

ただし、下落が続いている相場は、どこが下値であるかというのは判断が難しく、大きく下がったと思ったら、まだ下がり続け、含み損が拡大してしまうことはよくあります。そのため、大きく下がったときに、一気に全資金を投じるのではなく、段階的に様子を注視し、時間を分散して買いに動くことが鮮明であると言えます。

もちろん、株価が上昇し投資家心理が楽観的になって居るときは、逆に警戒し、次なる下落に備えた行動を起こすことが重要になります。

単純に逆張りするだけでは駄目。みんなが注目していない銘柄を見つける力も必要

「人の行く裏に道あり花の山」という相場格言は、単純に言い表すと「逆張り」とう考え方であるように思えますが、私としては単純に逆張りをするだけではなく、人が注目していない物や逆に批判的に捉えている物などへ資金を投じることにも通じていると考えています。

例えば、日常であれば街なかに美味しいと行列ができているレストランがあるとします。普通であればみんなが並んでいるので美味しいに違いないと考えて、自らそこに並ぼうとします。

ただし、皆が知られているレストラン以外にも意外と知られていない美味しいレストランを発掘することも重要であると考えます。皆が並んでいるレストランに行けば、美味しいという利益は得られますが、並ぶのに時間がかかる、人が多くて逆にゆっくりと食事が取れないといったマイナス点もあります。逆に、皆が着目しておらず、美味しいレストランを見つけた場合、食事が美味しいだけではなく、並ぶこと無くスムーズに入店し食事が出来る他、人が少ないのでゆっくりと美味しい食事を楽しむなど、その分利益も大きくなります。

投資でもこの考え方は同じで、皆が着目している銘柄は株価収益率(PER)が高く、多くの新聞などでも報じられています。逆に、PERが低い銘柄は注目度が低いということを示しています。PERが低い銘柄でも対象の企業をしっかりと調べると意外と将来的に有用な事業を展開しているなど期待している銘柄を発掘できたりします。

批判を恐れない勇気を持つことも必要

人と異なることを行うということは、表面上簡単に思えますが、批判を伴う行動であることも認識すべきです。

例を出すといろいろありますが、投資を行うという行為も批判の対象になることも多いです。日本は歴史的に見ても農耕民族であり、長年武家社会であったことから富を得るという行為はいかがわしいという風潮が現代でもあります。そのため、働かないで利益を得ることはいけないことであると考える方も多いです。(投資も調査などが必要になるため、全く働かないということはありませんが)

私もこれに関連した批判については聞き飽きているのですが、投資は身分にかかわらず誰にでもチャンスがある活動であります。もちろん、多くの方と同様に働いてお金を貯めるというのでも良いですが、投資をすることでそれ以上に大きなリターンが期待できる他、より幅広く経済に貢献することが可能となります。

そのため、周囲が批判してもご自身が信じた方向に突き進む勇気を持つことも大事で、批判をしている方に対しても納得できるよう説明できる力が求められます。

ただし、その結果については、ご自身で責任を持つ必要があります。みんながやっていることは失敗しても多くの人が同じ状況になるため、その部分においてはダメージは減りますが、誰もやっていないことで失敗した場合は、そのダメージはとても大きくなるということです。その点においては、ある程度のリスクを許容した上で適切なリスクマネジメントが求められます。