東証IRフェスタ2019に行ってきました!

2019年2月22日と23日に東京国際フォーラムで開催された日本取引所グループが主催している「東証IRフェスタ2019」に行ってきましたので、当ブログにてレポートいたします。

東証IRフェスタ2019の概要

東証IRフェスタ2019の様子(筆者撮影)

東証IRフェスタ2019は、日本取引所グループが主催した上場企業と投資家のコミュニケーションを目的に開催しているIRイベントで、上場企業が自社の事業の紹介や業績の説明、今後の事業戦略等を説明し、多くの投資家に対してIR活動を行う場となっています。また、投資家と企業が直接対話できる貴重な機会でもあります。

今年は東京有楽町にある東京国際フォーラムで2月22日と23日2日間に渡り開催されました。出展企業数はブース展示と説明会、金融機関を含めて約80社が出展しました。

企業の出展の他、資産運用に関するセミナーも開催され、資産を増やしたいといったニーズの他、将来の老後に備えた準備、子育てや住宅取得に向けた資金運用に関する情報収集など目的に合わせたセミナーに参加できます。

イベント詳細につきましては、東証IRフェスタ2019のホームページをご覧ください。

気になっている企業をリサーチ、投資先の企業との方向性確認

私は、2018年9月に日本経済新聞社が主催した日経IR・投資フェアなど、IR関連のイベントには毎年足を運んでいますが、これから投資を検討している企業に対して、将来的な事業戦略についてお話をお聞きする他、こちらから質問を行い投資の検討材料として活用しています。

また、すでに投資を行っている企業については、IR担当者と今後の方向性などについて再確認し、積極的な対話を行い、継続して支援をしていけるかどうかを判断しています。

私は、下記に記載している通り、投資先を選定するにあたり、必ずIR担当者や経営者と対話をした上で投資判断を行っており、今回のイベントも情報収集となります。

投資理念 投資活動における戦略として、人工知能(AI)やIoT、自動運転、フィンテック、ビッグデータといった、将来において活躍が期待出来る...

IoTやAI、ロボット関連事業の展示が目立つ

IRの展示会においても、今後有力分野として着目されるIoTやAI(人工知能)、ロボットに関連した事業を展開している企業の出展が目立っています。これらの製品を直接提供している企業だけではなく、製品開発に必要となる試験機や装置、システム開発を行っている企業も多く出展しており、IR活動を通じて知名度向上に向けた取り組みを行っていました。

エスペック株式会社(6859)

エスペック(6859)は、電子部品や自動車、化粧品などの製品に対して様々な気候や気温、環境下で開発した製品が各規格などに適合しているかを試験する環境試験器の開発製造、販売を行っている企業です。

私も会社員として自動車の電子部品を開発している際に、試験で同社製の試験機の活用経験があるのですが、国内でシェア60%、世界で30%を誇るメーカーで、近年では海外売上が伸びているとのことです。実際に電機メーカーの工場見学に行った際にも同社製の環境試験機が多く活用されているのを目にしていますが、今後はIoTやAI、自動運転など環境試験機のニーズは更に伸びると考えています。

近年では海外売上も伸びているとしていますが、海外展開に対する具体的な戦略を質問したところ、中国や米国に製造拠点を設ける他、欧州の部品メーカーが日本の自動車に納入する事例が増えていることからそこに入り込んでいきたいとしています。

株式会社セック(3741)

ソフトウェア、システム開発のセック(3741)は、顧客向けのシステム開発に加え、自社の研究開発事業としてIoTやAI、ロボットをテーマに大学などの研究機関と連携して、ロボットの自律移動ソフトウェアの開発、ヘッドマウントディスプレイを活用して3D画像を360度どこからでも確認可能な複合現実(Mixed Reality)など、最先端な事業取り組みを紹介していました。

また、同社は宇宙関連のシステム開発にも力を入れており、はやぶさ2の着陸が成功したニュースがありましたが、はやぶさ2向けには同社製のソフトウェアが搭載されているとのことです。宇宙向けビジネスは第二の大航海時代の到来と言えるほど、長期的には可能性が高いビジネスとして投資の分野においても着目しております。

台湾証券取引所

企業ではありませんが、台湾証券取引所も当日出店し、日本の投資家へのPR活動を行っていました。台湾は半導体や電子部品を欧州などのメーカーから請け負って製造を担っている企業が多く、日本では知名度は低くても成長が著しい企業が多くあります。実際に、国内で販売されている電子機器などにも台湾メーカーの機器も多数搭載されています。

台湾は半導体や電子機器で有名ですが、スポーツ衣料の繊維の開発や製造などもスポーツブランド・メーカーより受注して生産を拡大している企業も多いとしています。また、近年では米中貿易摩擦で半導体や電子機器がやや落ち込みが見られますが、製造拠点を中国に依存しない戦略を進めている企業も増えているとしています。

長期的にはIoTやAI、5Gとなど需要は大変大きく、台湾国内の産業発展には大きく期待できると考えており、有望な投資先として判断しております。ただ、国内から台湾への投資が限定的である中、取扱証券会社の拡大などが求められそうです。

関東の私鉄各社も出展、沿線開発による成長戦略や株主還元拡張をPR

今回のイベントで、目立ったブースとしては鉄道会社のブースで、今回は関東の私鉄である京急電鉄(京急)(9006)と東京急行電鉄(東急)(9005)、西武ホールディングス(西武)(9024)が出展していました。鉄道は人々の身近な交通手段であることから、個人投資家の間でも投資先として人気が高く来場者で賑わっていました。

私鉄各社では、沿線の開発事業をPRする他、個人株主を増やしていくことを目的に、少数単元からでも株主優待が受けられるなど優待拡充をPRしていました。

東急では渋谷や南町田などの沿線開発事業についての進展状況や今後の事業見通しを説明すると共に、株主優待を拡張し2単元(200株)からでも「株主優待乗車証」を提供を開始しています。

京急では、今後リニアの開業などで開発が進展する品川地区の開発などの成長戦略の紹介のほか、株主優待は1単元(100株)からでも「株主優待乗車証」を提供の他、これまで毎年均一だった配当金額の増配を行うなど、株主還元の拡充を図っています。

京急電鉄のブースでは、京急のイメージキャラクター「けいきゅん」と東急のイメージキャラクター「のるるん」が仲良く並んでいました。

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