2019年3月度の運用実績のご報告

2019年3月度の運用成績のご報告をいたします。3月度は、米国においてFRBが今年の利上げを見送る方針を示したことから株式市場にとって安心感があったものの、その影響による金利低下により逆イールド現象が生じたことで、株式市場が一時的に冷え込むなどやや短期的な踊り場に差し掛かりました。ただし、下旬になるにつれて、貿易交渉の進展期待と日本市場においては配当の権利獲得を控えていることもあり再び回復基調となりました。

2019年3月度の株式相場を振り返って

日経平均株価の値動き

2019年3月度は、昨年の大きな下落以降回復基調となっていたものの、短期的ではありますがやや踊り場に差し掛かりました。

3月度における日経平均株価は3月の上旬には海外で発表された経済指標において景気減速が意識されたことや下旬において、米FRBが利上げ見送りを表明したことで、短期的に米国長期金利が下落したことで短期国債と長期国債の金利が逆転する「逆イールド現象」が生じたことで一時的に2万1,000円まで下落しました。

逆イールド現象は、景気減速の予兆であるとされており、景気が減速する前段階で過去に発生した減少から投資家心理が悪化しました。

一方で、日本企業においては3月決算が多いこともあり配当権利獲得を目的とした買いも目立ったことで、逆イールドで大きく下落した25日の翌日は一転して大幅に反発し451円高となりました。その後は、権利獲得を終えて短期的な売却などがめだったことで3月の最終取引日である29日は2万1205円81銭で取引を終えました。

NYダウの値動き

米国市場においては、3月上旬は5日連続して下落するなど、先月の回復からの短期的な売りが目立ちました。2月度の米雇用統計が低水準の結果となったことに嫌気が指したほか、欧州中央銀行(ECB)の利上げ停止、米国の貿易赤字が過去最大になったことなどが投資家心理を悪化させました。

中旬にかけて、買い戻しが優勢となりました。また、米中貿易交渉の進展が再び期待されたことや米小売統計が予想を上回るなどで買い材料も増えたのも買いを後押しした格好となりました。さらに、21日は米FRBが今年の利上げを見送る方針を示したことから、企業の投資意欲が向上し収益改善につながるとの期待から、NYダウは200ドルを超す上げ幅を記録し、上旬で600ドル程度下げていた相場から一転して、再び2万6000ドル近くまで上昇しました。

ただ、その翌日には、利上げ見送りで逆イールド現象が生じたことで、景気減速の予兆と見た投資家の心理が急激に悪化したことで、NYダウは400ドルを超す下げ幅を記録しました。その後は、短期的な買い戻しなどで上昇が続き、最終取引日である29日の終値は2万5,928ドル68セントで取引を終了しました。

保有銘柄数

3月度においては、組入銘柄数を10銘柄に減らしました。

今月よりポートフォリの大幅な見直しに着手いたしました。こちらが策定した基準に照らし合わせて、収益性の低下と株価の低迷などで収益の足かせとなっている銘柄の売却を行っています。もちろん、今後も経営への監視は継続し状況が改善が見られた場合には再度投資の判断を行うこともあります。

また、今後は日本市場においても継続的に投資は行いますが、これまで手薄であった外国市場への投資を積極的に行う方針です。今回は、景気変動で半導体の需要が懸念される状況ではありますが、半導体企業においては経営耐性があるテキサス・インスツルメンツ(TXN)を買い増しいたしました。

引き続き、当初の投資方針である人工知能(AI)やIoT、自動運転、フィンテック、ビッグデータといったハイテク分野へ中心に投資を継続してまいりますが、将来性に期待が大きいぶん、目先の景気の動向に左右されやすい特徴があります。従い、景気動向耐性がある銘柄をさらに厳選していきます。

投資先業種

投資先業種は情報通信が6割とポートフォリオの中で大きく占めています。前述したとおり、半導体のテキサス・インスツルメンツを買い増ししたことで、電子部品・半導体において1%増加しました。

外国市場への投資を強化を行い、1年から2年程度をかけて外国株式の割合をポートフォリオの半分の割合まで目指していきたいと考えています。

トータルパフォーマンス

2019年3月度のトータルパフォーマンスは、前月と同様にプラス6%となりました。3月度は、一時的に大きく上昇することもありましたが、足踏み状態が続き最終的には2月と変わらない水準で取引を終えました。

年間レベルで見るとパフォーマンスはプラス8%となり、先月にくらべ1%パフォーマンスが改善しました。

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