2020年6月度の運用実績のご報告

2020年6月度の運用実績が纏まりましたのでご報告いたします。国内では新型コロナの感染者数の減少で外出自粛制限が段階的に解除され、経済活動も回復に向けて進み出しました。一方で、世界では新興国を中心に感染者数が拡大を続けており、また、国内も第二波の懸念も根強く予断を許さない状況です。このような状況の中、今月度も株価は回復を続け運用実績においても堅調に推移しました。

2020年6月度の運用実績の振り返り

2020年6月度は、国内においては、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から外出自粛制限が求められていましたが、その成果もあり、感染者数も減少し6月度から経済活動が段階的に解除され、徐々に通常の日常を取り戻しつつあります。今後も、社会的距離の確保といった感染予防を並行した上で、経済活動を進めて行く必要があります。

ただし、6月下旬頃から、経済活動を再開したことで、若年層を中心に気の緩みが見られたことで、東京新宿の歌舞伎町を中心に夜の街における感染拡大が目立っており、このままであれば第二波も目の前に迫っている状況でもあります。既に、7月に入って、東京都だけで100人を超える感染者数が報告されていることから、都としても歌舞伎町を中心とした夜のお店に対して、感染症対策済みのお店の目印の提示や定期検査、未対策のお店の公表の他、夜遊びを行う顧客に対して連絡先の登録義務化といった対策を強化する必要があるのではないかと考えています。

米国の1日あたりの新規感染者数(WHOのデータを元に筆者作成)

一方で、世界に目を向けると、ブラジルやインドを中心とした新興国で感染者数が急激に増加しています。また、感染者数が一番多い、米国においても、6月上旬の人種差別に対する抗議デモやそれに便乗して店舗の破壊活動といった暴動も発生しました。米国では移民が増えている中、彼らは仕事につけても単純作業といった業務比率が多い中、新型コロナの影響で失業が相次ぎ、社会不安が高まったことも暴動の背景にあると考えられます。

このような状況の中、米国では一時的に減少に向かいつつあった感染者数も、更に増加してきており、第一波を抑え込む前に、経済活動を早期に開催したテキサス州を中心に感染者数が増加しています。トランプ政権は経済活動の再開を優先させていることや、米国民の多くが感染拡大防止に非協力的であるなど、今後の米国経済の回復に対しても大きな足かせとなりそうです。

11月には大統領選挙も控えている中、現トランプ政権はこれといった経済成果を出すことができておらず、新型コロナの第一波の抑え込みにも失敗している中、支持率も低迷しており、経済回復が更に遅れれば、選挙への影響も考えられそうです。

過去1年間の日経平均株価の値動き

このような状況から、経済活動の再開期待で6月上旬は日経平均株価は2万3,000円台まで上昇しましたが、利益確定売りや第二波の懸念から、わずかに下落傾向となりましたが、先月に比べ、1.8%上昇の2万2,288円14銭で取引を終えました。

過去1年間のダウ平均株価の値動き

米国のダウ平均株価は、6月上旬には2万7000ドル台を記録しましたが、その後は、第二波の懸念が根強いことなども影響し、結局、月末は先月に比べ1.6%上昇の2万5812ドル11セントで取引を終えています。

過去1年間のナスダック総合指数の値動き

過去1年間のS&P500の値動き

ハイテク銘柄が多い、ナスダック総合指数は先月に比べ6%上昇し10058.77ポイントと、過去最高値を更新しました。S&P500は先月に比べ1.5%上昇の3100.29ポイントで終えました。

保有銘柄一覧

6月度の保有銘柄は先月に引き続き10銘柄で運用しています。保有銘柄首位は米Microsoft(MSFT)で19%となります。同社の株価は、引き続き堅調に推移しており、新型コロナによる在宅勤務などクラウドサービスの需要が増加する中、業績への期待も高まっています。

新規の投資や買い増しについては、6月度も第二波の懸念でやや大きめの下落はあったものの、全体としては堅調であったことなどから、見送りといたしました。全体としては相場がやや足踏みする中、上昇に乗り遅れた投資家が買いを入れるなどで相場を支えた状況が目立ちましたが、前述したとおり、第二波の懸念やその他の経済への懸念事項が発生した場合、下落局面に転換する状況になってもおかしくないことから、状況を見極めて、投資判断を行います。

投資先業種

投資先業種は引き続き、ソフトウェアなどの情報通信業が43%、ハードウェアや電子部品、半導体などの電子機器・半導体業が23%、金融業が19%、不動産業が9%、化学業が6%となっており、先月と大きく割合の変更はありません。

運用成績

6月度の総合的な運用成績はプラス15%となりました。先月にくらべ3%の上昇となりました。Microsoft(MSFT)やApple(AAPL)といった世界で時価総額が多い銘柄が堅調したことで、全体的な運用成績の向上に寄与しました。

現状としては、期待が先行した形となっていることから、新型コロナの第二波による更なる経済への懸念も高まっており、予断を許さない状況であることを踏まえ、先手での対策と適切な時期を見計らった投資判断を行い、運用成績の維持、向上に努めていきます。

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