2021年7月度の運用実績のご報告

2021年7月度の運用実績が纏まりましたのでご報告します。7月度はインド発症の感染力がより強いデルタ株が世界各地で急速に広がっていることに加え、中国株式市場においてハイテク企業への規制強化などにより中国株が大きく売られる場面が見られ全体的にやや不安定な相場となりました。一方、企業決算も相次いだことで予想を上回る決算を発表した銘柄に買いが入る場面も見られましたが、今月も引き続き堅調な運用実績を出すことができました。

2021年7月度の運用実績の振り返り

2021年7月度は、世界的に新型コロナウイルスの中でも感染力がより強いインド発症のデルタ株が世界的に広がっています。早期からワクチン接種が始まった米国や欧州についても感染者は減少傾向にあったものの、わずかながらに増加傾向となっています。

また、アジアでも東南アジアを中心にデルタ株が広がっており都市封鎖の措置を適用する都市も見られています。日本国内においても東京を中心に感染者の多くがデルタ株に置き換わっていると言われており、東京都でも1日あたり4,000人を超える感染者が発表されるなど、予断を許さない状況となっています。

一方で、感染者が増加する一方で、企業業績は持ち直しています。米国企業でも予想を上回る決算発表をする企業も多いことや、日本国内でも業績の持ち直している企業も増えています。2021年7月31日の日本経済新聞の記事では「30日までに21年4~6月期決算を発表した約500社のうち、7割の企業の最終損益がコロナ前の19年4~6月期を上回った。」としています。

お隣の国、中国ではハイテク株への規制強化も強まっています。阿里巴巴集団の金融子会社が上場直前で政府による圧力で上場を中止される事態が起きて以降、同社の主力事業である電子商取引においても独占禁止法による違反を指摘された他、競合の騰訊控股に対しても同様の措置が適用されました。

さらに、配車アプリである滴滴出行に対して、米国ニューヨーク証券取引所に上場を果たした途端に個人情報の国外移転などを理由に当局による調査が行われるなど、同社の株価も大きく下落しました。

香港ハンセンテック指数の株価推移

中国を代表する香港ハンセンテック指数は2021年2月中旬に1万ポイントを記録して以降右肩下がりとなっており、7月末には最高値から約40%も下落しています。

日経平均株価の株価推移

2021年7月度の日経平均株価の終値は、2万7,283円59銭で取引を終え、先月に比べマイナス5.5%下落しました。新型コロナウイルスの抑え込みができない中、更にデルタ株が輪をかけた状態となっており、さらなる経済への悪影響が懸念されていることで先月に引き続き売りにつながっています。

ダウ工業株30種平均株価の推移

米国のダウ工業株30種平均株価の終値は、3万4,935ドル47セントで取引を終え、先月に比べマイナス1.23%の上昇となりました。主力企業の決算発表も相次ぐ中、新型コロナウイルスワクチン接種が普及したことで経済回復が早まり、予想を上回る決算を発表する企業に先回りして買われる動きが相次いだことで指数全体の値動きを押し上げました。

ナスダック総合株価指数の株価推移

S&P500指数の株価推移

ハイテク銘柄が多いナスダック総合株価指数は、1万4672.68ポイントで取引を終え、先月に比べ1.14%上昇となりました。S&P500指数は4395.26ポイントで取引を終え、先月に比べ2.22%上昇しました。

保有銘柄一覧

2021年7月度の保有銘柄は、先月と変わらずMicrosoft(MSFT)を中心に8銘柄で運用しています。一方で、保有銘柄の各割合を見てみると、米国株の割合は株価の上昇で微増になっているのに対し、中国株は中国政府によるハイテク企業規制の影響で株価が下落したことにより、保有割合は減少となりました。

一方で、新規投資については今月も引き続き見合わせとしました。米国株が堅調に推移していることや、中国株についても買い増しの時期を探っていますが、中国政府による動向などを注視する必要があること、株価が不安定な状況にあることなどから、現在の買い増しはリスクが高いと判断しています。来月以降の中国株の推移を加味して適切なタイミングで追加投資を検討していきたいと考えております。

投資先業種

2021年7月度の投資先業種については、情報通信業が42%、電子機器が20%、金融が20%と続いています。

前述の通り銘柄の入れ替え等は行いませんでしたので、業種の割合については、個別銘柄の動向による多少の変動により変わっています。米国株を中心に株価が堅調であったことから、その上昇分が割合を引き上げた形となりました。

運用実績

2021年7月度の運用実績は、先月に比べ1%増加のプラス26%と過去最高の運用実績を出すことができました。

2021年7月度は中国株の大幅な下落などやや落ち着かない相場となりましたが、米国株を中心に堅調に推移したことで、先月を上回る運用実績を出すことができました。ただし、中国ハイテク企業の動向について引き続き懸念事項は多い中、さらなるリスクに備え、来月以降ポートフォリオの見直しなどを行い、その影響を最小限にしながら運用を継続していく方針です。