2021年11月度投資運用実績の報告

2021年11月度の投資運用実績が纏まりましたので報告します。新型コロナウイルスによる予防接種が加速したことで世界的に経済回復が急ピッチで進み、株式が買われるだけではなく、それに伴う原材料費も急上昇しており需要と供給の両立が困難となってきていました。そのような状況の中、11月下旬に南アフリカ発症の変異株であるオミクロン株が出現しこれまで買われたいた株式が売られた他、急上昇していた原材料費の上昇も一服した形となりました。これにより当運用実績は先月に比べ横ばいの結果となりました。
2021年11月度の株式相場を振り返り
2021年11月度の株式相場は、10月に引き続き、新型コロナウイルスへの予防接種が加速し世界的に経済回復でが急ピッチで続き、株式が買われ続け上昇局面は継続する形となりました。また、経済回復により需要が増えたことで原油価格やその他の原材料費が急上昇し需要が急激に増え、需給の両立が困難な状況となっていました。
それに歯止めをかけたのが、南アフリカ初の新型コロナウイルスの変異株である「オミクロン株」でした。オミクロン株の出現で欧州を中心に経済活動を再度制限する事態にも発展し、これまで買われ続けていた株式の売りも目立ち始め、株価も急に下落しました。また、これまで上昇を続けていた、原油価格についても上昇は一段落した形となり、事業者が懸念してた価格高騰はひとまず抑えられた形となりましたが、オミクロン株が経済活動再開の足枷となることは否めず、経済回復への道のりはまだまだ時間がかかることになりそうです。
日経平均株価の株価推移
2021年11月度の日経平均株価の終値は2万7821円76銭で取引を終了しました。先月に比べ3.84%下落となりました。前述の通り11月下旬にかけてオミクロン株の出現により株式が売られたことで、3万円を目の前に大きく下落して終えました。
ダウ工業株30種平均株価の株価推移
米国のダウ工業株30種平均株価の終値は3万4483ドル72セントで終了しました。先月に比べ3.87%の下落となりました。こちらも日本同様にオミクロン株に出現に伴い11月下旬より売りが加速したことで大きく下落して終えました。
ナスダック総合指数の株価推移
S&P500指数の株価推移
ハイテク銘柄が多いナスダック総合指数は1万5537.69ポイントで終了し、先月に比べ0.3%と僅かな上昇となりました。S&P500指数は4567ポイントで終了し先月に比べ0.84%下落して終了しました。
保有銘柄一覧
2021年11月度の保有銘柄は、先月に引き続きMicrosoft(MSFT)を中心に10銘柄で運用しています。前述したとおりハイテク銘柄についてはオミクロン株の影響については軽微でありましたが、景気敏感株を中心に下落が目立ったことも有り、電子決済のVISA(V)の保有割合が下がりました。
また、中国政府による規制強化の影響などの影響で相変わらず低調である中国株については、電子商取引の阿里巴巴集団(9988.HK)は香港証券取引所上場以来最安値となり、保有割合は4%まで下落しました。
今月度については新規投資及び追加投資については見送り、来月以降オミクロン株の影響や株式市場の動向を踏まえ検討していきます。
投資先業種
2021年9月度の投資先の業種は、情報通信業が43%、電子機器が23%、金融が14%、半導体が13%と続いています。今回は新規投資および追加投資はしていませんが、情報通信についてはMicrosoft(MSFT)が堅調でしたが阿里巴巴集団の下落が響き、先月に比べ1%割合を減らしました。一方でその分、電子機器や半導体についてはわずかにその割合を増やす結果となりました。
投資運用実績
2021年11月度の投資運用実績は30%の運用実績を出すことができました。オミクロン株の出現で月末にかけて株価が大きく下落しましたが、景気敏感株については当然ながら下落も見られましたが、Microsoft(MSFT)を中心に株価が堅調であったことから、運用実績を先月に比べ大きく下げること無く、ほぼ横ばいの運用実績を維持することができました。