2022年10月度投資運用実績の報告

2022年10月度の投資運用実績がまとまりましたので報告いたします。米FRBの利上げにより大きく下落していた米国株ですが、市場では景気減速を折り込み始め株式を徐々に買い戻す動きが目立ち始めました。また、英国では前トラス首相が打ち出した経済政策の失策の責任により辞任し、新たにスナク氏が首相となりこれまでの経済政策を撤回するなど世界的に金融市場は落ち着きを取り戻しつつあります。この様な状況から当方の投資運用成績も先月に比べプラスで終えました。

2022年10月度の株式相場の振り返り

2022年10月度の株式相場は、米FRBの利上げ継続を示唆していることで、先月まで米国株を中心に大幅な下落が続いていましたが、米国市場において景気減速を折り込み始めるなど、徐々に株式が買われる動きが目立ち始めました。米国を代表するダウ工業株30種平均株価は一時3万ドル台を下回って推移していましたが、10月末には3万ドル台を回復し3万2000ドル台で終了しています。

米国企業でも主力企業の決算発表も相次ぐなど、株式市場にとっても重要な出来事が相次ぎますが、これまで成長の牽引約であったハイテク企業の業績が鈍化していることなども、景気減速の予兆として受け止められており、ハイテク企業各社では人員削減や投資凍結を表明するなど守りの姿勢を固めている企業も増えています。

英国では、前トラス首相が打ち出した経済政策における失策で、わずか45日で首相の座を離れ、新たに、スナク氏が首相として就任しました。これまで打ち出した経済政策を撤回に動くなど市場の信頼を取り戻し、英金融市場では英ポンドと英国債が買われる動きが目立ちました。

日経平均株価の株価推移

この様な状況の中、2022年10月度の日経平均株価の終値は、2万7,587円46銭で取引を終了し、先月に比べ約6%上昇しました。

ダウ工業株30種平均株価推移

米国のダウ工業株30種平均株価の2022年10月度の終値は、3万2,732ドル95セントで取引を終了し、先月に比べ約12%の上昇で終えました。

ナスダック総合指数の推移
S&P500指数の推移

ハイテク銘柄が多いナスダック総合指数の終値は10,988.15ポイントで終了し、先月に比べ約3.7%の上昇、S&P500指数は3871.98ポイントで終了し、先月に比べ約7%上昇となりました。

保有銘柄一覧

2022年10月度の保有銘柄は、Microsoft(MSFT)を中心に7銘柄を保有しています。株式相場について、不安定な状況が続いている中で、米FRBの利上げ鈍化なども指摘される中で、株式相場も徐々に回復傾向に向かっている状況の中、半導体のテキサス・インスツルメンツ(TXN)を追加投資いたしました。半導体についても需要がやや鈍化するとの味方もありますが、長期的に見れば半導体の需要は上下することは予想されるものの、今後も数は増えていくものと予想しておりこのタイミングで追加投資を決断いたしました。

投資先業種

2022年10月度の投資先業種は、情報通信が33%、電子機器が24%、金融が19%、半導体が17%と続いています。前述の通り、半導体のテキサス・インスツルメンツ(TXN)に追加投資いたしましたので、割合としてはわずかではありますが増えています。

投資運用成績

2022年10月度の投資運用成績は、先月に比べ3%上昇し30%となりました。世界的に金融市場の動揺が広がっていましたが、景気減速を市場が織り込んだことで株式の買い戻しも徐々に見られたことで、当方の運用成績もわずかに回復しました。しかしながら、株式市場についてはまだまだ予断を許さない状況が続いているのも事実で、このタイミングで一気に追加投資するのは危険であり、様子を見ながら少しづつ追加投資に踏み込んでいきたいと考えています。

この記事を書いた人

私は投資家として国内、米国、中国株式を中心に運用を行っています。また、新たに法人を設立し、新規事業の開業準備を進めています。