2023年1月度年運用実績の報告

2023年1月度の投資運用実績がまとまりましたので報告いたします。米FRBの利上げ継続により前年度は株価が売られる展開が続きましたが、今年に入りFRBの利上げが一段落することを期待して、株式市場では徐々に株式を買い戻す動きが見られ始めています。このような状況において、今月の投資運用実績は先月に比べわずかに上昇して終えました。

2023年1月度の株式相場の振り返り

2023年1月は、今年に入って初めての取引となりましたが、今年はうさぎ年ということもあり、干支の相場格言で「卯は跳ねる」という格言がある通り、株価の上昇に期待を寄せる年とも言われています。このような中で、今年に入って、株価は買い戻しの動きも見られ始めており、その背景として米FRBの利上げが一段落することの期待にあります。

昨年はFRBが利上げを継続し、金利が上昇する中、ハイテク株などが中心に大きく売られる展開となりました。金利が上昇すると、わざわざリスクを取ってまで株式に投資する理由はなくなるためです。しかしながら、ハイテク企業などを中心に米国国内で人員削減が相次いでいる中、景気悪化の予兆も見え始めているのも事実です。そのため、株式市場関係者との間ではまもなく利上げも一段落するのでは無いかとの予想が広がっています。

米国内で人員削減を行う企業が増えているものの、雇用統計などの結果ではまだまだ堅調な結果が出ており、統計結果に一喜一憂する展開が続いており、株式相場が大きく上昇するのは、しばらく先となりそうです。

過去2年間の日経平均株価の値動き

このような状況から、2023年1月の日経平均株価は、2万7,327円11銭で取引を終えました。昨年12月に比べて4.5%上昇しました。

過去2年間のダウ工業株30種平均株価の値動き

米国のダウ工業株30種平均株価は、3万4,086ドル04セントで取引を終え、昨年12月に比べ2.8%上昇しました。

過去2年間のナスダック総合指数の値動き
過去2年間のS&P500指数の値動き

ハイテク株が多いナスダック総合指数は、1万1584.55ポイントで終え、昨年12月に比べ9.7%上昇S&P500指数は4076.60ポイントで終え、5.8%上昇しました。

保有銘柄一覧

2023年1月の保有銘柄は、Microsoft(MSFT)を中心に8銘柄保有しています。今月は新規投資及び追加投資は実施しておりませんので、保有銘柄の大きな変更はありません。

投資先業種

2023年1月時点における投資先業種は、情報通信業が35%、電気機器(電子部品含む)が22%、金融が18%、半導体が19%となっています。

総合投資運用実績

2023年1月度の投資運用実績は27%となり、昨年12月より2%上昇して終えることができました。FRBの利上げ継続が一段落することの期待感から、株価が買われたことで当運用実績においてもわずかに上昇しましたが、各種統計結果がまだまだ強さを示していることなど、株価の大幅な回復には至って無い状況であったことから僅かな上昇に留まりました。

この記事を書いた人

私は投資家として国内、米国、中国株式を中心に運用を行っています。また、新たに法人を設立し、新規事業の開業準備を進めています。